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Craftmanship

Yuki Shirahama Bottier では、創業以来ビスポークシューズ専門にこだわり、製作の全工程を自店のアトリエ内で行っています。採寸から仕上げまでの工程を全てアトリエ内で行うことにより、美しい仕上がり、安定したフィッティングを実現しています。

ビスポークシューズ製作は、まず足の丁寧な採寸から始まります。お客様の足をじっくりと観察し、輪郭や扁平足、骨の突出といった細かな特徴を記録していきます。親指の関節から小指までの幅、甲の高さやかかとの形状など、あらゆる寸法をこの段階で計測します。

Yuki Shirahama Bottierでは、この工程を担当する白濵自身が、その後のラスト(木型)製作も手がけることにより、より深い理解のもとで、お客様にとって理想的なフィッティングを形にしていきます。

測定結果をもとに、ラストを製作します。あらゆる数値を元に、想像力と経験を駆使しながら製作が進められます。お客様の足型に合わせて少しずつ削り出される木型は、まさに唯一無二です。

ラストが完成すると、次に行われるのがパターンメイキングと革の裁断です。お客様のご希望のスタイルを反映させながら、甲革、タン、クォーターなどの型紙を作成し、それをもとに厳選した革を丁寧に裁断していきます。

こうして裁断された革は、縫製の工程へと進みます。アッパーに仕立てられる革は、お客様のオーダーに応じてハンドステッチや装飾的なブローギングなどが加えられ、少しずつ完成形へと近づいていきます。

次にボトムメイキングの工程に入ります。中底付けや中底加工の後、アッパーを木型に吊り込みます。一つ一つ異なるラスト形状に合わせて革を引く方向や強さを変えながら、革を木型の形に忠実に沿わせていきます。その後すくい縫い、だし縫い、ヒールの積み上げを経て、ボトムが完成します。

Yuki Shirahama Bottier では、最初の対話から最後の磨きまで、すべての工程が丁寧に紡がれ、世界にひとつだけの一足が作り上げられています。私たちが目指すのは、「その人にとって最良の一足」を届けること。対話を通じて、装う人の個性が自然ににじみ出るような靴を提案しています。