記事: PERSONAL ORDER EVENT FUKUOKAーVol.2ー
PERSONAL ORDER EVENT FUKUOKAーVol.2ー

レポートVol.2では、パーソナルオーダーイベント開催中の様子をお伝えします。会場となったのは、福岡に構えるPinorso。スーツ職人・松熊氏のアトリエに併設されたサロンスペースは、落ち着きがありながらも堅すぎず、心地よい空間です。過度な装飾はなく、しかし確かな美意識が感じられ、松熊氏の人柄と装いに対する誠実な姿勢が伝わってきます。



サロン内には、YUKI SHIRAHAMA BOTTIER のビスポークシューズのサンプルに加え、既製靴ブランド AGOL のシューズもご用意しました。AGOLの靴は実際にお手に取ってご覧いただくだけでなく、ご希望の方にはご試着も可能とし、その場でご購入いただける形でご案内しています。
AGOLをお試しいただいた際、「手で持った時よりも、履くと軽く感じる」。というご感想を多く頂きます。これは単に重量が軽いからではありません。アゴールでは、柔らかさのあるインソールと、必要以上に柔らかくしすぎていないアウトソールを組み合わせています。
インソールが適度に沈み込むことで、足裏が靴の中に自然に収まり、足が安定します。 一方でアウトソールがしっかりと形を保つことで、足を確実に支え、保持する役割を果たします。この二つのバランスによって、足と靴が「面」密着することにより、結果として履いた瞬間に軽さを感じられる着用感に仕上がっています。


写真はビスポークシューズで使用しているオリジナルのシルバーバックルです。YUKI SHIRAHAMA BOTTIERのビスポークで使用するオリジナルシルバーバックルは、専門のシルバー職人の手によって製作されています。スターリングシルバー925製のバックルは、端正でプレーンな表情が特徴の『磨き仕上げ』と、職人が一つ一つ金属を叩いて槌目(つちめ)模様を施す『叩き仕上げ』の二種類からお選びいただけます。
叩き仕上げについては、型成形によって槌目風の加工を施す方法もありますが、その場合角が丸くなり表情の奥行きが弱くなってしまいます。手作業で金属を叩くことで、表面には多くの角が生まれ、素材の表情に立体感が加わります。また、こちらのバックルでは槌目加工のあと更に燻し加工をすることで深みのある色合いが加わっています。
『叩き仕上げ』で手作業ならではの風合いを楽しむ。または、『磨き仕上げ』で均整の取れたプレーンな表情を選ぶといった選択肢があることも、当店のビスポークの魅力のひとつです。オーダーイベントではご紹介したバックルの他にも豊富にサンプルをご用意しておりますので、それぞれお手に取ってお選び頂けます。

以上、福岡でのパーソナルオーダーイベントのレポートでした。福岡での次回開催は、6月頃を予定しています。当日はあいにくの悪天候にもかかわらず、ご来店いただいた皆様、誠にありがとうございました。また、会場を使用させて頂いた松熊さんには改めてお礼申し上げます。

YUKI SHIRAHAMA BOTTIERでは、東京・福岡を中心にシークレット形式でオーダーイベントを開催してきました。今後は、東京・福岡それぞれ年3回程度の開催を予定しており、スケジュールは随時ホームページにてご案内していきますのでご興味あればお気軽にお問い合わせフォームよりお問い合わせ下さいませ。
完成品だけでなく、その背景にある対話を共有すること。それもまた、私たちが大切にしているビスポークの一部です。YUKI SHIRAHAMA BOTTIERでは、今後もこうした場を通して、お一人おひとりの装いにフィットする靴を作り続けてまいります。